AIイラスト

【悲報】AIイラストは儲からない?収益化の現実と稼ぐための戦略

【悲報】AIイラストは儲からない?収益化の現実と稼ぐための戦略
sibatako

AIイラストで収益を得ようとしても「思ったように稼げない」「本当に生活できるのか」といった不安を感じていませんか?AIイラストで稼ぐには様々な戦略を組み合わせることが大切です。

この記事ではAIイラストが儲からないと言われる理由を深掘りし、収益を上げている人の特徴や具体的なマネタイズ手法を解説します。

この記事のポイント
  • AIイラストで収益化が難しいとされる背景
  • 厳しい市場でも稼いでいる人の共通点
  • イラスト販売以外の多様なマネタイズ方法
  • AIスキルを活かして収益を伸ばすための視点

AIイラストは儲からないと言われる5つの現実

AIイラストやめてほしい…その声の背景とクリエイターの生存戦略を徹底解説

AIイラストは儲からないと言われる理由として以下の5つを解説します。

  • 誰でも参入可能で供給過多
  • クラウドソーシングでの価格競争
  • 厳しくなるプラットフォームの規制
  • 著作権など法的なリスク
  • オリジナリティでの差別化が困難

誰でも参入可能で供給過多

近年、無料で利用できる高機能な画像生成AIツールが普及したため、専門的なスキルがない人でも手軽にイラストを制作できるようになりました。この参入障壁の低さが、AIイラストの爆発的な増加を招いています。

結果として作品の価値が相対的に低下し、買い手を見つけることが難しくなっているのが現状です。多くの作品が市場に溢れる中で、自分の作品に注目を集めるのは容易ではありません。

クラウドソーシングでの価格競争

イメージ

ココナラやランサーズといったクラウドソーシングプラットフォームには、多くのAIイラスト制作者が登録しています。そのため、少しでも受注しやすくするために低価格で案件を受ける人が増え、市場全体の単価が下がる傾向にあります。

実績の少ないうちは特に適正な価格で仕事を得ることが難しくなっています。クライアントの要望に応える高品質な作品を提供できても、価格競争に巻き込まれて疲弊してしまうケースは多いです。

厳しくなるプラットフォームの規制

クリエイター支援サイトである「pixivFANBOX」や「ファンティア」は、AI生成コンテンツの投稿を全面的に禁止するなどの厳しい措置を取りました。これは、従来のイラストレーターの権利や活動の場を保護する目的があります。

YouTubeのような動画プラットフォームでも、AI生成コンテンツであることを明示するよう求めるなど、規約が厳格化する傾向にあります。こうした動きは、AIイラストの収益化の機会を制限する一因になっています。

著作権など法的なリスク

イメージ

AIイラストの制作と販売には著作権侵害などの法的なリスクが伴います。画像生成AIはインターネット上の膨大な画像を学習データとして利用しているため、生成されたイラストが既存のキャラクターや作品に意図せず似てしまう可能性があります。

権利侵害と判断されると、法的なトラブルに発展しかねません。

AI生成物の法的な位置付けはまだ発展途上であり、国や地域によって解釈が異なる点も、ビジネスとして安定させる上での課題といえるでしょう。

オリジナリティでの差別化が困難

AIイラストは他の制作者との差別化が難しいという課題を抱えています。多くのAI生成ツールには特有の「絵柄の癖」があり、似たような雰囲気の作品が生まれやすいです。いわゆる「AIらしさ」が強く出てしまうと、没個性的な印象を与えかねません。

人物の手や指の描写に不自然さが残る場合も多く、見る人が見ればAI生成だとすぐに見分けられます。大量に生み出される作品の中で自身の独自性を打ち出し、ファンを獲得するためには、単に生成するだけではない工夫が不可欠です。

厳しい市場で収益化する人の戦略

イメージ

厳しい状況の中でもAIイラストで着実に収益を上げている人々がいます。彼らは以下の戦略を徹底して行なっています。

  • プロンプトを日々研究・改善している
  • AI出力に加筆し独自性を出す
  • 確立されたブランディング戦略
  • 海外市場も視野に入れている
  • スキル習得への自己投資を惜しまない

プロンプトを日々研究・改善している

収益化に成功している人は、プロンプト(AIへの指示文)の技術を絶えず磨いています。単に「かわいい女の子」と入力するのではなく、髪の色、目の形、服装、ポーズ、背景、画風などを細かく指定し、イメージ通りの作品を生成する能力に長けています。

効果的な単語の組み合わせや構文の順番を工夫することで、AIの性能を最大限に引き出します。質の高いプロンプトエンジニアリングのスキルが、ありふれたAIイラストとの決定的な差を生み出す要因です。

AI出力に加筆し独自性を出す

イメージ

AIで稼いでいるクリエイターは生成されたイラストをそのまま投稿しているわけではありません。Adobe PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTといった画像編集ソフトを使い、AIが出力した画像に手作業で加筆・修正を施しています。

AI特有の不自然な部分を修正したり独自の色彩やタッチを加えたりすることで、オリジナリティの高い作品に昇華させています。この一手間が、大量生産されるAIイラストとの明確な差別化につながり、作品の付加価値を高めるのです。

AIイラストが増えていく中で「イラストのスキルを磨くこと」は軽視されがちです。しかし、今後大量に増えるであろうAI絵師と差別化を図るには、自分自身のスキルを磨くことが不可欠です。

確立されたブランディング戦略

AIイラストで収益を上げる人は特定のテーマやジャンル、あるいは独特の画風に特化することで「この人の作品なら間違いない」というファンからの信頼を勝ち取っています。

X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを活用し、作品だけでなく制作の裏側や世界観も発信することで、ファンとの交流も行なっています。単発のイラスト販売に留まらず、自身のブランドを確立することが継続的な収益につながるのです。

海外市場も視野に入れている

反AI絵師の主張と問題点|AIとの共存が必須の時代へ

国内市場の競争激化を見据え、グローバルな視点で活動している点も成功者の特徴です。ArtStationやDeviantArtといった海外のクリエイター向けプラットフォームでは、日本よりもAIアートに対する需要が高い傾向があります。

海外の市場は規模が大きく、ニッチなジャンルでもファンを見つけやすいです。翻訳ツールを活用しながら海外のコンテストに参加したり、NFTマーケットプレイスで作品を販売したりと、積極的に国外へ活動の場を広げることが収益機会の拡大につながります。

関連記事
» 海外のAIイラスト投稿サイト7選!収益化のヒントも紹介

スキル習得への自己投資を惜しまない

収益を上げ続けている人は学習への自己投資を怠りません。オンラインスクールや専門講座に参加して、最新のAIツールの使い方や効果的なマネタイズ戦略、法的な知識などを体系的に学んでいます。

独学で時間を浪費するのではなく専門家から効率的に知識を吸収することが、結果的に収益化への最短ルートです。変化の速い分野だからこそ、学び続ける姿勢が成功の鍵を握ります。

イラスト販売以外のAIマネタイズ手法5選

イメージ

イラスト販売以外でもAIイラストで稼ぐ方法は存在します。以下の手法を組み合わせることで、収益を安定させることが可能です。

  • デザイン案件を受注する
  • SNS発信で広告収入を得る
  • AIツール紹介のアフィリエイト
  • 制作ノウハウをコンテンツ販売
  • NFTアートとして海外で販売

デザイン案件を受注する

AIイラストのスキルはデザイン案件の受注に直接活かせます。クラウドソーシングサイトなどを利用して、ブログのアイキャッチ画像、YouTubeのサムネイル、SNSのアイコンやヘッダー画像などの制作案件を探すことができます。

デザインの案件はイラスト単体を販売するよりも需要が安定しています。クライアントの要望を的確に汲み取り、AIと画像編集ソフトを駆使して高品質なデザインを制作することで、継続的な依頼につながります。

SNS発信で広告収入を得る

AIイラストの制作過程やテクニックを、YouTubeやTikTokなどの動画プラットフォームで発信するのも有効な手段です。魅力的なイラストが完成していく様子は視聴者の関心を引きやすく、ファンやチャンネル登録者を増やしやすいです。

チャンネルが一定の規模まで成長すれば、動画に表示される広告から収入を得られます。ファンが増えることで、コンテンツ販売やアフィリエイトといった他の収益化手法にもつなげやすくなるメリットもあります。

AIツール紹介のアフィリエイト

ブログやSNSで実際に使用している画像生成AIツールや関連するPC、ソフトウェアなどを紹介してアフィリエイト収入を得る方法もあります。アフィリエイトは自分の紹介リンクを経由して商品やサービスが購入されると報酬が支払われる仕組みです。

AIイラストに関する情報は需要が高く、質の高いレビューや使い方解説は読者にとって有益です。自身の作品を魅力的な作例として提示することで説得力が増し、収益につながりやすくなります。

制作ノウハウをコンテンツ販売

イメージ

あなた自身が培ってきたAIイラスト制作のノウハウは価値ある商品になります。高品質なイラストを生成するための独自のプロンプト集や、特定の画風を再現するためのテクニックなどを、noteやBrainといったプラットフォームで有料コンテンツとして販売する方法です。

AIイラストを始めたばかりの人はより良い作品を作るための情報を常に探しています。あなたの経験にもとづいた具体的なノウハウを提供することで、安定したストック型の収益を構築できる可能性があります。

NFTアートとして海外で販売

AIで生成したイラストをNFT(非代替性トークン)として販売する道もあります。NFTはデジタルデータに唯一無二の価値証明を付与する技術です。OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスに出品することで、世界中のコレクターに向けて作品を販売できます。

海外ではデジタルアート市場が活発で、日本のイラストやアニメ風の作品は人気が高いです。仮想通貨やWeb3に関する専門的な知識は必要になりますが、高額での取引が成立する可能性を秘めたマネタイズ手法です。

クリエイターがAI時代を生き抜くための5つの戦略

AI時代をどう生き抜くか?クリエイターの生存戦略
イメージ

変化の時代を乗りこなし未来を切り拓くために、クリエイターが今からできることを5つの視点で考えてみましょう。

  • AIを創作活動に活用する
  • 独自のブランドを形成する
  • 共感を生む「物語」を作る
  • 一つのスキルに固執しない
  • 基礎的なスキルを磨き続ける

AIを創作活動に活用する

AIは敵ではありません。AIを脅威と捉えるのではなく創作活動をサポートするツールと捉えることが大切です。作業の効率化や新しいアイデアのきっかけとしてAIを活用することで、創作活動がさらに楽しくなります。

AIには以下のような活用法があります。

  • アイデア出し
  • ラフ制作
  • 背景や素材の制作
  • 参考資料の調査

AIをアシスタントとして使いこなすことで、クリエイターはより創造性の高い部分に時間とエネルギーを集中させられます。技術を否定するのではなく賢く利用することで、作品のクオリティと生産性を向上させることが可能です。

独自のブランドを形成する

独自のブランドを形成する
イメージ

AI時代にクリエイターが活躍し続けるには「あなただからお願いしたい」と言われる強力な独自ブランドの形成が不可欠です。生成AIは特定の画風を模倣できても、作家自身の個性や作品に込めた世界観、クライアントとの信頼関係といった、属人的な価値までは再現できないからです。

独自の世界観を押し出すだけでなく、丁寧なコミュニケーションや確実な納期管理といったプロとしての姿勢も、AIにはない人間ならではの価値であり、強力なブランドの一部となります。

SNSやリアルでの交流の場を増やして、独自のコミュニティを形成するのもおすすめです。単なる「絵を描ける人」から脱却し、作品や活動全体でファンを魅了する、唯一無二の「クリエイターブランド」を確立しましょう。

共感を生む「物語」を作る

AIが生成したイラストと人間が描いたイラストの決定的な違いは、作品の背景にある「物語」です。人間は美しいイラストそのものだけでなく、その作品が生まれるまでのストーリーや、作者の想いにも心を動かされます。

  • 作者がどのような経験をしてこのテーマにたどり着いたのか
  • 制作過程でどのような苦労や発見があったのか
  • この作品を通じて何を伝えたかったのか

これらの物語は作品に深みと共感を与え、ファンとの強い絆を育みます。AIが生成したイラストには、この人間的な文脈が存在しません。自身の活動や作品にまつわる物語をSNSで積極的に発信し、ユーザーとの関係性を築くことが重要です。

一つのスキルに固執しない

一つのスキルに固執しない
イメージ

AIの台頭によってイラストレーション業界の構造は大きく変化していく可能性があります。説明のための挿絵や個性を問われない量産的なイラストの需要は、AIやフリー素材に置き換わっていきます。

イラストを描くという単一のスキルに固執せず、複数のスキルを掛け合わせて自身の価値を高める視点が重要です。イラストレーターとしての基礎能力を軸に、新たな分野へ挑戦することが生存戦略となり得ます。

Live2Dや3Dモデリングを学んでイラストを動かせるようになったり、デザインの知識を深めてより訴求力の高い制作物を作れるようになったりするのもおすすめです。自身の経験を活かしてイラストの描き方を教える講師になる道もあるでしょう。

基礎的なスキルを磨き続ける

AIの技術がどれだけ発達しようとも、クリエイターとしての活動の土台となるのは、自分自身が持つ専門的なスキルです。AIの性能を最大限に引き出して優れた作品を生み出すためには、使い手である人間のスキルが不可欠になります。

基本的なスキルがなければ、作品の良し悪しを正しく判断することすらできません。

  • デッサンの知識がなければ人物の骨格の違和感を見抜けない
  • 色彩理論を理解していなければ配色の良し悪しがわからない

AIは無数の選択肢を提示してくれますが、その中から最適解を選び出し、さらに洗練させていく「キュレーション能力」こそ人間にしかできない領域なのです。

AIがあるからといって自分のスキルを磨かないクリエイターは他の人と同じことしかできないため、残念ながら仕事を失うでしょう。AIに負けないためには基盤となるスキルを磨き続ける姿勢が何よりも重要です。

まとめ

イメージ

AIイラストは供給過多や規制強化など「儲からない」と言われる側面があるのは事実です。しかし、プロンプトの研究やオリジナリティを加える工夫で、その他大勢との差別化は十分に可能です。

本記事で紹介した戦略を参考に、あなたに合った方法でAIイラストの可能性を追求してみてください。

ABOUT ME
中の人
中の人
AIを活用して生産性を高めているフリーランス|AIの素晴らしさを広めるためのブログです。
記事URLをコピーしました